現在、エヌビディア(NVIDIA)は、クアルコムのように携帯機器向けにAIチップの小型化を強く推進しているわけではないですが、モバイル向けの低消費電力AI技術には関心を示しています。
エヌビディアのAIチップの方向性
- データセンター向けの大規模AIチップが主力
- H100、B100、GH200などのGPUを中心に、大型のデータセンターやクラウドAI用途に特化した設計。
- AI推論やトレーニングに最適化されており、消費電力が大きい。
- モバイルデバイス向けの動き
- Grace CPUやOrinチップを自動車のAI(ADAS)向けに開発。
- Jetsonシリーズ(Jetson Orinなど)は、エッジAI向けの小型チップとして提供されているが、スマートフォン向けではない。
- 次世代の小型AIチップに関心は示しているが、QualcommのSnapdragonのようなスマホ向けSoCには直接参入していない。
- Qualcomm(クアルコム)との違い
- QualcommのSnapdragonは、スマートフォンやモバイルデバイス向けの低消費電力AIチップを開発(Snapdragon 8 Gen 3など)。
- エヌビディアは、むしろデータセンター、ロボティクス、自動運転車、エッジAIに注力。
今後の可能性
- PC向けAIチップ(ARMベース)
- エヌビディアはARMベースのAI PC向けチップを2025年以降にリリースする可能性があると報じられている。
- これはAppleのMシリーズやQualcommのSnapdragon X Eliteと競合する可能性がある。
- スマートフォン向けへの展開
- 現状、エヌビディアがスマホ向けの小型AIチップを開発しているという確定情報はない。
- ただし、エッジAIや省電力技術の開発を進めており、今後、小型化の方向へ進む可能性はある。
結論
- 現時点では、エヌビディアはクアルコムのようにスマートフォン向けのAIチップ小型化に特化していない。
- ただし、PC向けのARMチップ開発や、自動運転・エッジAIの分野では小型化を進める可能性がある。
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