投資

市場

アベノミクスとトランプ経済学――成功の種はなぜ後に副作用となるのか

1 アベノミクスのテーゼ:需要の創出によるデフレ脱却2013年に始まったアベノミクスは、①大胆な金融緩和、②機動的な財政政策、③成長戦略による構造改革という「三本の矢」によって需要不足を克服し、デフレから脱却することを目指しました。デフレが...
インデックス

全世界株式を2倍で買う時代──レバレッジ・オルカンの新潮流

調査概要日本語で「全世界株式のレバレッジ投資信託」と呼ばれる商品は、全世界株式指数(全世界株式インデックス)に対して約2倍の値動きを目指す投資信託やETFを指します。近年まで日本国内には全世界株式にレバレッジを掛ける投資信託が存在しませんで...
コモディティ

中央銀行はなぜ米国債より金を選び始めたのか

1. 主張:実質金利がマイナスになるとの見通しが金保有を促す金は利息を生まない反面、実質金利が低い(物価上昇率が金利を上回る)局面では機会費用が小さく、価値の保全に役立つと考えられてきました。実質金利が上がると金の保有コストが増え、下がると...
インデックス

中露の金輸出禁止は金価格をどこまで押し上げるのか

テーゼ(主張)金輸出の制限は供給を減らし、価格を押し上げる要因になるという考え方が一般的です。中国は1980年代から金の輸出を国家によって管理し、国内で産出された金を人民銀行の管理下に置いています。このため中国の鉱山から産出される数百トンの...
コモディティ

中国とロシアの金輸出禁止政策の歴史と背景

中国が金の輸出を実質的に禁止したのは1983年からです。同年6月に国務院が「金銀管理条例」を制定し、国内で生産された金銀の買い付け・販売を人民銀行の独占とし、個人や企業が無許可で保有・処分したり輸出したりすることを禁じました。その後も201...
コモディティ

世界M3は150兆ドル、金は30兆ドル──通貨膨張と希少資産

現代世界の金融・通貨システムは、法定通貨の供給量(図では「世界M3マネーサプライ」と表されている)と金の価値(「世界の金の総価値」)の対比によく表れている。1970年頃までは、各国通貨の供給量は金保有量に裏付けられていたが、1971年のドル...
コモディティ

金は誰が持つのか ― 機関投資家は本当に金を買わないのか

世界に存在する金の内訳世界中で採掘された金は2025年末時点で約219,890トンと推定される。この“地上在庫”は宝飾品や投資用地金、中央銀行の準備資産など多様な形で保持されている。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は金市場の規模と構...
コモディティ

金価格と200日線の攻防 ― 強気相場は生き残るのか

背景:2023~2026年の金価格動向急騰と調整 – 2025年後半から2026年初頭にかけて、金価格は記録的なラリーを演じ、2026年1月には1トロイオンスあたり5,608.35ドルの史上最高値をつけた。しかしその後調整局面に入り、6月4...
ビッグテック

AIクラウドの正体――ビッグテックと半導体需要の共進化

ビッグテック各社のクラウド事業は、オンラインストレージやデータベース、コンピュートを提供するだけではなく、急速に進化する生成AIのプラットフォームとして巨大な役割を担っています。ここでは、クラウド事業が何を提供しているのかを説明しながら、そ...
AI

クラウド、広告、半導体が支えるAI時代の収益構造

レイ・ダリオ氏は、AIブームを主導するハイパースケーラー(マグニフィセント・セブン)の株価が過去のドットコム期に似たバブル初期段階にあると警鐘を鳴らしました。市場全体がAI関連銘柄に熱狂し、米国株が他地域よりも低パフォーマンスだったことや、...