投資

インデックス

ゴルカンの「現物なき金」は危険か

――利便性と信用リスクの矛盾を弁証法により論じる明治安田ゴールド/オール・カントリー株式戦略ファンド、通称「ゴルカン」は、世界株式と金を組み合わせ、市場局面に応じて配分を変更する投資信託である。しかし、ゴルカンが直接保有するのは金地金ではな...
インデックス

ゴルカンの「金」は本当に安全資産なのか

――現物なき金価格連動のリスクを弁証法により論じる明治安田ゴールド/オール・カントリー株式戦略ファンド、愛称「ゴルカン」は、世界株式と金を組み合わせ、相場環境に応じて金の配分を増減させる投資信託である。ただし、投資家が保有するのは金地金でも...
コモディティ

外貨ではなく金を持つ意味――「通貨からの避難」

金はしばしば「為替ヘッジになる」といわれる。しかし、金そのものが為替変動を完全に打ち消すわけではない。金がヘッジするのは、特定の為替レートというより、通貨全般の購買力低下である。この点を理解するには、「金は通貨の代替物である」という肯定命題...
投資戦略

弱気相場入りを許さない米国政権――関税強硬策と政策プットの矛盾

米国株式市場では、主要指数が直近高値から20%以上下落すると、一般に「弱気相場入り」と呼ばれる。しかし、この20%という数字は、法律上・経済学上の絶対的な境界ではない。それでも米国政権、とりわけ株価を政策実績として強調する政権にとって、弱気...
投資戦略

20%下落は出動の合図――SOXLで狙う米国株のV字回復

第一次トランプ政権下の2018年、S&P500は終値基準で19.78%下落した後、約4か月で下落前の最高値を回復した。日中安値基準では下落率が20%を超えており、実質的には弱気相場だった。しかし、その後は金融政策や通商政策をめぐる不安が後退...
投資戦略

米国株20%下落は買い場か――関税ショックとSOXL戦略

米国株の下落は、その原因によって性質が異なります。リーマン・ショック、コロナ禍、戦争、金融システム不安のように、米政権が予期できず、短期間では制御できない危機の場合、株価の下落が20%で止まる保証はありません。一方、関税引き上げや対中規制の...
コモディティ

2025年、金は「装飾品」から「通貨的資産」へ重心を移した

2025年の世界の金市場を弁証法的に捉えると、金は一方で宝飾品や電子部品として消費される商品でありながら、他方では投資家や中央銀行によって蓄積される貨幣・準備資産でもある。この二重性の対立が、2025年には後者へ大きく傾いた。2025年の需...
コモディティ

金鉱株は本当に4倍になるのか― 金価格と企業価値の矛盾から考える

この図は、「金価格そのものよりも、金鉱株は依然として著しく割安であり、今後は金鉱株/金価格比率(Gold miner / Gold)が平均回帰する可能性が高い」という仮説を示しています。赤線は1984年以降の金鉱株÷金価格の比率を表しており...
コモディティ

金鉱株は好決算でも上がるとは限らない──市場が評価する真の論点

正(テーゼ)金価格の高止まりにより、決算は総じて良好となる可能性が高い2026年第2四半期は、金価格が依然として歴史的に高い水準で推移したため、多くの金鉱山会社では前年同期比で売上高の増加営業利益率の改善フリーキャッシュフローの拡大増配・自...
市場

弱気相場は周期か必然か――景気循環と金融政策

米国株の弱気相場は「何年かに一度」訪れるのか――周期説と非周期説の弁証法米国株式市場では、S&P500が直近高値から20%以上下落すると、一般に「弱気相場入り」と呼ばれる。(S&P Global)過去の実績を平均すれば、弱気相場はおおむね数...