投資

コモディティ

人工金で金は暴落するのか――核融合の可能性と水銀供給・量産の壁

核融合で水銀を本物の金に変えることは科学的に可能だが、商業的な量産は未実証である。世界の年間供給約5,000トンに対し、論文の代表的な設備が想定する生産量は年間約3トン。巨額の設備投資、水銀198の大量確保と濃縮、毒性に伴う採掘規制、放射性...
コモディティ

デジタルゴールドと金ETFの違い――保有の仕組み・利便性・リスクを比較

デジタルゴールドと金ETFは、どちらも現物の金を自分で保管せずに投資できる仕組みです。保管型・トークン型・ETFでは、保有する権利や取引方法、現物交換の条件が異なります。トークンの意味を解説し、費用、利便性、保管・システム上のリスクを比較。...
インデックス

デカルトの4つの規則で考える金とオルカン投資――確信よりも、判断の根拠を問う

明晰・分析・総合・枚挙というデカルトの4つの規則を使い、金とオルカンの収益構造やリスクを比較する。企業利益に参加するオルカンと、価値保存への需要を持つ金。両者の役割を整理し、値上がりへの思い込みに頼らない投資判断を考える。ここでは、金は現物...
コモディティ

金利上昇で金は暴落するのか――産業・宝飾・中央銀行が支える多面的な価値

金利上昇は、利息を生まない金の保有に逆風となる。しかし、金には産業用途、婚礼・祭礼、装飾品、中央銀行の準備資産という多様な需要がある。価格は実質金利や保有目的の異なる需要の相互作用で決まるため、金利上昇が直ちに暴落を意味するわけではない。た...
コモディティ

金はどこから来て、どこへ行く?―2025年の生産・リサイクル・用途を円グラフで解説

2025年の世界の金は、総供給量・総需要量ともに5,002.3トンでした。 生産・リサイクルの内訳と、用途別の需要を、それぞれ円グラフで示します。割合は重量ベースです。www.gold.org① 金の生産・リサイクル供給2025年 世界の金...
コモディティ

金ETF登場前後で金の利回りはどう変わったか――ニクソンショックから現在まで

ドル建て金価格の年平均成長率は、ニクソンショックから米国GLD登場前夜までが約7.27%、登場後から2026年10月12日までが約10.81%となった。ETFは金投資の利便性を高め、投資需要の拡大を後押ししたと考えられる。ただし、金融緩和や...
AI

AI時代、労働と資産の価値――再分配で暮らす社会の行方

AIが人間の労働を代替しても、AI寡占企業の利益への課税と再分配によって、人々の生活と消費は維持されうる。その社会では、所得の根拠が労働から所有権と社会的な受給権へ移る。ただし、不動産や金の価値は労働需要の低下に単純に反比例せず、希少性、課...
コモディティ

金ETFは金価格をどう変えたか――投資需要の拡大と資金流出の両面

金ETFの登場は、金を保有する障壁を下げ、価格を押し上げる投資需要を広げた。ただし、登場後の値上がり全体をETFの効果とみなすことはできない。 弁証法的には、「需要の拡大」と「資金流出の容易化」を統合して捉える必要があります。正:金ETFは...
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金価格と米国M2は何倍になった?―ニクソンショック・コロナ禍から2026年まで

概算では、ニクソンショック以降は「金が約98倍、米国M2が約34倍」、コロナ禍顕在化以降は「金が約2.63倍、米国M2が約1.46倍」です。比較条件は、金がドル建て・1トロイオンス当たりの市場価格、M2が季節調整済みの月次データです。202...
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中央銀行が買っても、金はなぜ下がるのか――金利・ドル・投資マネーの逆風

主な下方圧力は、年初の急騰の反動、実質金利の上昇とドル高、そして春~初夏のETF需要の後退です。中銀の購入は価格を支えていますが、民間投資家の売却や購入意欲の低下まで打ち消せるとは限りません。① 添付図では、年初からの購入量は昨年とほぼ同じ...