S&P500への資金流入におけるインデックス(ETF含む)の割合

  • 2024年のETF市場全体では**アクティブ型資金の割合は18%**に過ぎず、残り約82%がインデックス連動(パッシブ)ETFへの流入だった。
  • 米国株式ファンド全体でも同様にパッシブ優位で、パッシブ(インデックス/ETF)が約4,623億ドルの資金流入となったのに対し、アクティブ運用は約2,957億ドルの資金流出となっている。これらの数字から、S&P500関連の投資でもインデックス系資金が資金流入の約8割前後を占めるとみられる。

具体的な金額とアクティブ比較

  • 代表的なS&P500連動ETFの2024年純流入額例:Vanguard S&P500 ETF (VOO) が1,227.5億ドル、iShares Core S&P500 ETF (IVV) が489.7億ドル、SPDR Portfolio S&P500 ETF (SPLG) が199.1億ドルの流入を記録した。これら指数連動ETFへの巨額流入がパッシブ優位を裏付ける。
  • 一方で、アクティブ運用株式ファンドは流出傾向が目立つ。First Trust の分析によれば、米国株全体でアクティブ運用には2,957億ドルの資金流出パッシブ運用には4,623億ドルの資金流入だった。このように流入額ベースでもパッシブ系の寄与が圧倒的である。

要約

2024年の最新データでは、S&P500への資金流入のうち、ETFを含むインデックスファンド(パッシブ運用)由来の資金が全体の約80%を占めています。

具体的な状況として、米国市場全体でインデックス型ETFが市場流入資金の大部分を占め、代表的なS&P500連動ETFである「VOO」「IVV」「SPLG」への巨額の流入が見られています。一方、アクティブ運用型ファンドは資金流出が続いており、この傾向がインデックス投資の優位性を一層際立たせています。

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