楽な起業の3要素

処世術

まず、高学歴である。ここにいう高学歴とは、難関国公立大学及び私立大学又は御三家や筑駒、灘等の名門校出身者並びに司法試験や公認会計士試験等の難関資格の合格者を指す。ある程度の自学自習のできる人間ならば、税務会計、労務、役所の手続を士業に頼まず、自分で調べて解決できる。私もこれら全てを自分でしているが、年間100万円以上の支出を削減できている。また、勉強熱心な人は好奇心旺盛で物事を深掘りできる性質が担保されている。事業主には、主体性は必須である。

次に、不労所得である。アパートの大家であれば不動産貸付業を法人化すれば円滑である。利点としては厚生年金に加入できる。私は資産運用会社を起業したが、きっかけはイデコ(確定拠出年金)の利回りが10%以上であったため、資産運用で起業しても成り立つと考えたからだ。確かに、税制上は個人で金融商品を取引した方が税金が安い。個人の所得税と住民税等で約2割、法人では法人税等で3割以上の税金が掛かる。しかし、法人化すれば財務諸表作成を通じて、資産運用業務を分析できる。また派生する事業を展開することも可能だ。

最後に、会社勤めに限界を感じていることである。現在勤務中の同僚や先輩が尊敬でき、会社の方針や文化に賛同できるのなら、労働者に留まるべきだ。大きな組織であるほど、安定してるし責任のある対応を労働者に対して施してくれる。一方、同族経営の零細企業で、会社の風土に合わない又は会社の方針に賛同できないのならば、起業するのも手だ。個人事業主のマイクロ法人ならば、人間関係に煩わされることもない。「安く仕入れて高く売る」という商売の本質に注力できる。

よって、以上の三要件を満たす方は、起業が円滑に進む。私は起業して一番良かったことは、付き合う人間を選べることである。具体的には、自分より優秀な人や魅力的な人と優先して付き合うようになり、生きるのが楽になった。人間は生身の個体であり、同じ時間を過ごす人間の影響を色濃く受ける。人間関係が良好ならば、人生は上手くいくものである。その逆も然りである。

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