読書は一番の親友

処世術

確かに、イチロー氏のような成功者であっても読書嫌いな人はいる。イチロー氏は、読書をして答えだけ知っても役に立たない、試行錯誤する過程が成長を促すという考えである。しかし、人生に行き詰まったときに、読書が解決の糸口となる。

私は読書に救われた。実業家の斉藤一人氏の考えに共感し励まされている。私自身「人生は苦労するよりも楽しんだ方が上手くいく」という考えであり、滅私奉公を旨とする日本社会の総意とは相容れず、疎外感を感じて生きてきた。しかし、斉藤一人氏のような成功者が自分の考えに同調していると知り、非常に勇気づけられている。

また、自分が必要としたとき、読書は力になってくれる。学生時分、経済学の授業を受けていたが内容はほぼ覚えていない。関心がなかったからだ。一方、現在経済学を学んでいるが、理解が進み人生の役に立っている。商売に有為であり興味があるからである。つまり、友人と同じく関心のない普段は疎遠でも、必要なときに力を貸してくれるのである。

もちろん、イチロー氏のように圧倒的な才能と継続的な努力があれば、自分の感性を信じることで人生を切り拓き、成果を出すこともできる。しかし、多くの人は、従来のやり方では解決できない困難に直面する。そのとき、過去に似たような境遇にあった人の人生訓が新しい生き方を提示する等、解決策を授けてくれる。

したがって、読書は苦しいときに寄り添ってくれる親友である。元来、学びの成果は自分の選択肢を増やすことだ。圧倒的な強者は独自で困難を乗り越えていけるが、凡人には助けが必要だ。日々の生活に問題意識を持っている人は新しい知識を入手することで、現状を打破できる。

最後に、本記事での読書とは、知識を得る媒体であり、現代であるならば、動画や音声であったりもするだろう。しかし、読書が最も情報量の多い媒体であると考えるため、敢えて読書とさせて頂く。

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