Ken Kurahashi

投資

1871年から 2025 年にかけての S&P 500 指数(名目値・インフレ調整値)

以下は、1871年から 2025 年にかけての S&P 500 指数(名目値・インフレ調整値)を米ドル基準で描いた折れ線グラフです。データはロバート・シラー教授が公表する「株価・配当・収益およびCPIデータ」を基にし、標準 & プアーズおよ...
政治経済

インドネシア中銀の利下げ(2025年9月)の弁証法的考察

テーゼ(利下げは景気対策の正当な政策)インドネシア中央銀行(BI)は2025年9月に予想外の政策金利引き下げ(0.25%引き下げて4.75%)を実施しました。これは、経済成長率が潜在成長率を下回り、景気減速の兆しが鮮明になっている状況への対...
政治経済

2025年9月FOMC政策決定のテーゼ・アンチテーゼ・ジンテーゼ分析

テーゼ:利下げを評価する立場・米連邦公開市場委員会(FOMC)は2025年9月17日、政策金利を0.25%引き下げ(4.00~4.25%)し、下期にさらに複数回の利下げを示唆した。これは足もとの経済指標が減速し、雇用の伸び鈍化が目立っている...
投資

ドル建て金価格の長期推移(名目値 vs 実質値)

図は1700年代~現代の金価格推移を示しています。青線がドル建ての名目金価格、オレンジ線が米国CPIでインフレ調整した実質金価格です。米国は1834年に1オンス $20.67 で金価格を固定し(1933年まで維持)、その後1934年に固定価...
投資

ゴールド投資を巡るタイミング・背景・根拠・懸念点

導入世界的にインフレ高進や米中対立の激化、地政学リスクの高まりを背景に、貴金属としての金(ゴールド)への注目が高まっている。日本貴金属マーケット協会代表の池水雄一氏も、近年の「円安・ドル安」傾向が金価格を押し上げており「今こそゴールドをポー...
健康

血管の細さによる利点と欠点の弁証法的考察

テーゼ(血管が細いことの利点)大規模な毛細血管ネットワークによる効率的な物質交換: 血管が細くなると、血管の総断面積が大きくなるため、血流の速度が低下して組織との間で酸素や栄養素、老廃物の交換が促進される。特に毛細血管では壁が薄く、血球が1...
健康

リベルサス(経口セマグルチド)と肥満・空腹感抑制

リベルサスの概要リベルサスはセマグルチドという成分の内服薬で、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体に作用します。元々は2型糖尿病の治療薬ですが、食後の血糖上昇を抑えるだけでなく、満腹感を高めて食欲を抑制する効果が確認されています。こ...
投資

通貨信認喪失と国際インフレ下における資産運用成績の比較

想定される資産配分(正)インフレや通貨リスクが高まる局面では、一般に金や実物資産への逃避が想定される。金は希少性が高く「インフレヘッジ」として長期に価値を保ちやすい資産とされ、1970年代やリーマン危機後に急騰した実績があるspdrgold...
投資

米国株に対する評価

正(支持的見解): 近時の米国株式市場は、好調な企業業績や減税・規制緩和策が追い風となり、相対的に堅調な推移が期待できるとの見方がある。インフレ鈍化を受けた利下げ観測も株価を支援しうるため、高値警戒感はあるものの、当面は強い流動性環境が維持...
投資

金鉱株の価格変動が比較的低い理由

命題:価値株としての安定性金鉱株は「価値株」の性格を持ち、その企業価値は保有する金の実物資産に裏付けられている。多くの分析では、金鉱株の株価は株式市場全体の動きに対する感度(ベータ)が低く、むしろ金価格に連動しやすい傾向が指摘されている。そ...