米国株市場の相場局面の年間発生確率(1950年以降)

強気相場入り(20%以上上昇)

強気相場入りとは、株価が直近の底値から20%以上上昇し、新たな強気(ブル)相場に移行した局面を指します。1950年以降のS&P 500の歴史を見ると、このような強気相場への転換は10数回発生しています。頻度に換算すると平均で5~6年に1度程度であり、年間発生確率にするとおよそ15%前後になります。強気相場入りは比較的まれであり、多くの場合は弱気相場(ベアマーケット)で大きく下落した後に訪れています。

弱気相場入り(20%以上下落)

弱気相場入りとは、直近の高値から20%以上下落し、株価が弱気(ベア)相場に入った局面です。S&P 500では1950年以降、このような20%以上の下落局面が十数回見られました。平均すると5年程度に1度は弱気相場入りが起きている計算になり、年間で見ると確率は**約15%**程度と推計されます。弱気相場は歴史的に定期的に発生する「正常な」現象ですが、発生タイミングは不規則で経済不況に伴う場合もあれば、そうでない場合もあります。

調整局面(10%以上下落)

調整局面とは、株価が10%以上下落したものの20%未満に留まった中程度の下げ局面を指します。S&P 500の過去数十年のデータによれば、こうした10%以上の下落(調整)は非常に頻繁に発生しており、平均すると2年に1回程度起こっています。実際、1950年以降ではほぼ半数程度の年で少なくとも一度は10%以上の下落が観測されています。したがって、年間ベースの発生確率は**約50%**と考えられます。つまり、調整局面はごく一般的な現象であり、毎年のように起こり得るものと言えます。

暴落(急落)

ここで言う暴落(急落)とは、極めて急激な下落のことで、例えば短期間(1週間程度)で20%以上下落したり、1日で10%以上下落するようなケースを指します。このような急激な暴落は極めて稀で、1950年以降の米国株式市場でも数えるほど(ごく数回)しか起きていません。代表的な例としては、1987年10月の「ブラックマンデー」(1日で20%以上の急落)や、2020年3月の新型コロナウイルス感染拡大による急落(1日で約12%の下落など)が挙げられます。これらの事例は数十年に一度あるかないかという頻度であり、年間発生確率に換算すればせいぜい数%程度(極めて0に近い低い確率)と見積もることができます。

まとめ

  • **強気相場入り(20%以上上昇)**の年間発生確率: 約15%前後(平均5~6年に1回)
  • **弱気相場入り(20%以上下落)**の年間発生確率: 約15%前後(平均5年程度に1回)
  • **調整局面(10%以上下落)**の年間発生確率: 約50%(平均2年に1回)
  • **暴落(急落)**の年間発生確率: 数%程度(数十年に一度あるかないか)

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