威信が戦力を削ぎ、威風が領土を奪う

『信長の野望・新生』では「威信差による能力減少」と「威風」という2つのシステムが存在しますが、互いの関係性は限られています。以下に両者の仕組みと関連性を説明します。

威信差による能力減少(萎縮効果)

  • 威信差が大きいと攻撃力が低下
    高威信勢力の支配領域で戦闘をすると、威信の低い側の部隊は攻撃力が減少します。公式攻略Wikiによると、交戦勢力間で威信差が一定以上ある場合、低威信側の部隊は攻撃力が最大10%ほど下がります。この効果は野戦だけでなく合戦(攻城戦)でも適用されます。
  • 武門棟梁の特性による追加効果
    足利将軍家が持つ固有特性「武門棟梁」が発動すると、相手部隊全員の能力が20%低下する特別な萎縮効果が働きます。

この萎縮効果は威信差から生じるものであり、相手の威信が高いほど自軍が弱体化します。よって、威信が低い状態で高威信勢力の領地に攻め込むと戦力が落ち、合戦に勝ちづらくなります。この点が次の「威風」と間接的に関わります。

威風(合戦勝利による士気高揚現象)

  • 発生条件は「敵部隊数」と勝利
    威風は野戦や攻城戦で勝利した際に発生する特殊効果で、敵部隊数に応じて「威風(小)・威風(中)・威風(大)」の三段階があります。敵部隊が4~7部隊なら威風(小)、8~11部隊なら威風(中)、12部隊以上なら威風(大)となり、部隊数が多いほど威風の効果範囲が広くなります。
  • 威風の主な効果
    威風が発生すると3か月間、自軍配下の武将の忠誠度が上がる、敵支配下の部隊や城が寝返る、国衆(国人)の従属度が増える、周辺勢力の外交態度が好転するなどの恩恵があります。さらに威風の範囲内にいる敵部隊を強制撤退させることもできます。
  • 威信とは直接関係しない
    威風の発生・強弱は「敵部隊数」と勝敗に依存しており、威信値そのものが威風の規模を変えることはありません。ただし威信が低いと前述の萎縮効果で戦闘力が落ち、合戦に勝ちにくくなるため、結果的に威風を起こしにくくなるという間接的な関係はあります。

まとめ

  • 高威信の勢力が領地内で戦うと、相手(威信の低い勢力)の部隊は攻撃力が最大10%ほど減る萎縮効果を受けます。また足利将軍家の「武門棟梁」特性は相手の全能力を20%低下させます。
  • 威風は合戦で勝利したときに発生し、敵部隊数が多いほど大きな威風となり、忠誠度上昇や城・部隊の寝返りなどの効果がありますが、威信値は威風の規模には影響しません。
  • 結果として、威信が高い勢力は敵を萎縮させて合戦を有利に進めやすく、その結果として大きな威風を発生させやすくなります。一方で威風の効果そのものは威信とは独立しており、単純に「敵部隊数と勝利条件」によって決まります。

このように『新生』では、威信差が戦闘の勝敗に影響し、その勝敗が威風の発生に関わるという“間接的な関係”があるものの、威信が直接威風を強化するような仕組みはありません。

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