UGLはETFかETNか:コモディティ・プール型商品の正体

UGLはProSharesが運用する「ProShares Trust II」のシリーズに属する商品で、**形式上はETF(上場投資信託)**です。もっと厳密には投資信託法の対象ではなく、商品先物取引委員会(CFTC)の規制を受けるコモディティ・プールに分類されます。金先物や指数スワップなどの金融派生商品を組み合わせてブルームバーグ金サブ指数の2倍の日次変動を追求する仕組みのため、典型的な株式や債券を保有するETFとは運用方法が異なります。

一方、ETN(上場投資証券)は金融機関が発行する無担保社債であり、投資家は発行体の信用力に依存します。ETNは裏付資産を保有せず、指数連動を約束するだけなので、発行体が破綻すれば元本が戻らないリスクがあります。UGLはETNではないものの、先物・スワップ取引に依存しているため、スワップ先や証券会社の信用リスク、先物のロールコストなどETNに似たリスク要因を抱えます。また、経費率も高く、長期保有では金価格との乖離が広がりやすいことから、通常の金ETF(GLDやGLDM)のような低コストの現物保有型商品とはリスク・リターン特性が大きく異なります。

要約

  • UGLはProSharesが運用するコモディティ・プール型ETFであり、正式にはETFです。
  • ETFであるものの、先物やスワップ取引を利用するため、スワップ相手の信用リスクやロールコストといったETNに近いリスクが存在します。
  • ETNは無担保社債で発行体の信用に依存しますが、UGLはコモディティ・プールであり直接の債務証書ではありません。
  • 金に長期投資する場合は、GLDMのような低コストで金地金を保有するETFとリスク特性を比較し、自分の目的に適した商品を選ぶべきです。

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