金は積立投資に向いている

投資

金の買い場を見極めるのは難しい。金利に左右されないからだ。一方、株価は金利7割、業績3割と言われるように金利の影響を大きく受ける。ここに、金投資の難しさがある。

確かに、金利が上がれば金利の付かないゴールドは敬遠される。他方、利上げは物価上昇時にされる政策なため、貨幣の価値が低いインフレ局面ではゴールドが買いとも言える。また、利下げが行われれば金利が下がるため、ゴールドに資金が流れる。一方、利下げは物価下落時に行われるため、貨幣を保持しゴールドの値段が下がるのを待った方が良いとも言える。

ところで、ゴールドの埋蔵量は限られている。オリンピックの公式プール1杯分(約7万kg)である。すでに採掘された量は3杯分(約17万kg)である。一方、貨幣は無限に発行できるため、長期的には金価格が上昇基調にあるのは明らかだ。しかし、先述の通り、金の買い場を見定めるのは難しい。金利の影響を受けにくいからである。

よって、金投資はドルコスト平均法による積立投資を推奨する。値上がり確実のゴールドに投資しない手はない。買い場を予期しづらいのであれば、定期的に定額を積み立てれば良いのである。

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