GLDMの概要
GLDM（SPDR Gold MiniShares Trust）は、金現物価格への連動を目的とする上場投資信託（ETF）です。2018年にWorld Gold Council（世界黄金協会）とステートストリートによって設定されました。SPDRシリーズに属する金ETFで、「MiniShares」の名の通り1口あたりの価格を小さく抑え、小額から金に投資しやすい設計が特徴です。ファンドは金の現物を裏付け資産として保有し、その価格動向を反映するよう運用されています。
GLDMの経費率
GLDMの経費率（年間の運用コスト）は**0.10%**です（2025年現在）。この非常に低い手数料率により、長期にわたって保有してもコスト負担を最小限に抑えることができます。
他の主要な金ETFとの経費率比較
他の代表的な金連動ETF（GLDやIAUなど）と経費率を比較すると、以下のようになります：
- GLDM (SPDR Gold MiniShares Trust): 経費率 0.10%（主要な金ETFの中で最も低い水準）
- GLD (SPDR Gold Shares): 経費率 0.40%（世界最大規模の金ETFだが、経費率は比較的高い）
- IAU (iShares Gold Trust): 経費率 0.25%（GLDより低コストだが、GLDMよりは高い）
GLDMは上記の通り経費率が飛び抜けて低く、コスト重視の投資家にとって魅力的な選択肢です。GLDは運用資産規模が圧倒的に大きく、市場での流動性が高い点で優れています。IAUはGLDよりも低コストで、長い運用実績を持つことが特徴です。それぞれメリットはありますが、経費率の低さを最優先するならGLDMが有力な候補となるでしょう。
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