サービス名/提供方法 | 利用対象 | 利用方法 | 料金体系 | 提供されるリサーチ内容 | その他の条件・制約 |
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メリルエッジ(Merrill Edge)*バンク・オブ・アメリカの個人向けオンライン投資サービス | 個人投資家(主に米国居住者) | オンラインポータルやモバイルアプリから直接利用(バンク・オブ・アメリカの銀行口座と連携可能) | 基本的に無料(口座維持料なし・オンライン取引手数料0円)。リサーチ閲覧に追加料金不要 | BofAグローバルリサーチの株式分析レポートや市場見通しなどを閲覧可能。米国株中心だが、マクロ経済や国際市場の分析も含む | 米国顧客向けサービスのため、日本在住者は直接利用不可(規制上オンラインリサーチにアクセス制限)。サービス言語は英語 |
BofA証券(BofA Securities)*旧メリルリンチ日本証券。機関投資家・法人向けのグローバルリサーチ提供チャネル | 法人顧客・機関投資家(金融機関、運用会社、事業法人等)※富裕層個人でもプロ投資家資格等を満たせば利用可能な場合あり | BofA証券と契約の上、専用オンラインポータル(Mercury等)にログインしてレポート閲覧。リサーチ配信メールやモバイルアプリ(リサーチライブラリ)でも入手可能 | 証券取引や投資銀行サービスの一環として提供され、直接の購読料は発生しない(手数料・取引収益に包含)。※欧州ではMiFID II規制によりリサーチを単独有料契約とするケースがあり、年間数万ドル規模の料金設定例も | 世界各国の株式・クレジット(債券)・為替・金利・コモディティ・マクロ経済・ESGなど多岐にわたる専門リサーチ。個別企業の詳細分析レポート、経済見通し、投資戦略やESG動向レポート等が含まれる。PDFレポート提供に加え、データツールやポッドキャスト、企業カンファレンス等も通じ総合的な情報提供を実施 | 利用にはBofA証券との取引関係・口座開設が必要。日本ではBofA証券株式会社(金融商品取引業者)経由で提供され、同社と契約した法人顧客のみアクセス可能。レポート言語は主に英語(一部、日本語要約や解説が付く場合もあり) |
提携証券会社経由*過去の例:三菱UFJメリルリンチPB証券(MUFGとの富裕層向けJV) | 富裕層個人(大口資産家) | 提携先の国内証券会社で専用口座を開設し、担当アドバイザーを通じて利用。提携証券のオンラインシステムや対面でBofAリサーチ情報を提供 | 提携証券のサービス内で包括提供(リサーチ自体の料金は直接徴収せず、口座管理料や売買手数料に含まれる)。最低預け資産額など条件あり(例:口座開設に最低1億円以上の資産要件) | BofAグローバルリサーチの分析を基に、株式・債券・為替・マクロ経済などグローバルな市場動向レポートや投資助言が提供された。英語レポートを元に必要に応じ日本語での解説や資料提供も実施 | このJVは2013年に解消済みで、現在同様の提携スキームは存在しない。提携サービス当時はMUFG既存顧客の一部が対象。現在、日本居住の個人がBofAリサーチを利用するには海外口座の開設など限られた手段に限られる |
要約: Bank of Americaのグローバルリサーチは基本的に取引先顧客向けのサービスであり、日本の一般投資家が自由に閲覧できる公開情報ではありません。個人投資家の場合、米国のメリルエッジ口座を通じてBofAリサーチを利用する方法がありますが、日本在住者には規制上の制約があります。法人や機関投資家はBofA証券と契約することで株式からマクロ経済まで網羅する専門リサーチにアクセス可能で、言語は主に英語です。料金は多くの場合、取引手数料やサービス内に組み込まれており、リサーチ単体で課金されることはありません(ただし欧州では法規制によりリサーチ契約が有料化される事例もあります)。全体として、BofAのリサーチを日本から利用するには、正規の顧客ルート(米国口座開設や法人契約)を経る必要があり、内容は株式・為替・マクロ経済・ESGを含む幅広い領域にわたります。
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