2025-12

投資

バブルは間違いなく存在するが、すぐには終わらない

テーゼ(命題)「米国株はバブルであり、崩壊が近い」という見方米国株は過度に高い評価を受けており、多くの投資家や評論家がバブルであると感じている。ポール・チューダー・ジョーンズ氏は、現在の米国株をドットコム・バブル崩壊の前年である1999年に...
健康

三か月で別人になるのか:人体更新説を読み解く

はじめに健康や美容関連の話題でしばしば耳にする「人体の物質は3か月で入れ替わる」という説は、分子生物学者の福岡伸一氏が提唱した「動的平衡」という概念に由来する。この概念では、生命体は常に外部から栄養を取り入れ、古い分子を排出しているため、数...
投資

年末の損切りは上昇への序章か――タックスロスセリングとクリスマスラリー

タックスロスセリングとは何かタックスロスセリング(またはタックスロスハーベスティング)は、保有株や投資信託などの価格が購入時より下がったときに売却し、損失を確定する行為です。この損失は同じ年に得たキャピタル・ゲインの税負担を相殺するために利...
投資

グロースの終焉か進化か:米国株10年展望

序論2025年末、運用大手バンガードは今後10年にわたる米国株の見通しを公表し、名目年率リターンが3.5~5.5%と長期平均である約10%を大きく下回るという予測を示しました。このレポートではグロース株のリターンが2.3~4.3%に過ぎず、...
政治経済

失業率上昇は警鐘か錯覚か

はじめに2025年12月16日に発表された米国11月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比6.4万人増と市場予想(5万人増)を上回り、10月の▲10.5万人から反発しました。しかし失業率は4.6%と9月の4.4%から上昇し、統計が開始され...
言語

語順に宿る世界観:SOVとSVOから読み解く文化

語順の違いと文化背景日本語は「主語・目的語・動詞(SOV)」の順番が基本です。たとえば「私はリンゴを食べる」という文では「食べる」が最後に来ます。一方、英語は「主語・動詞・目的語(SVO)」で「I eat an apple」と動詞が早く提示...
処世術

英語という変数を定数に変える:数学的比喩から考える英語学習

数学と社会的応用の比喩数学は多様な関係性を抽象化して整理する学問です。たとえば一次方程式は、未知数(変数)と既知の要素(定数)の関係を明示し、計算によって最適な解を導き出します。これは日常生活や仕事での「管理術」に通じます。要素が複雑で多す...
政治経済

資産バブルをどう抑えるか:マクロプルーデンシャル政策の役割

バブル抑制を目的としたマクロプルーデンシャル政策(以下、「マクロ政策」)は、金融システム全体に目を向けて資産価格の過熱や信用の過剰拡大を未然に抑えるための政策手段です。個別金融機関の健全性を重視する「ミクロプルーデンシャル政策」と異なり、シ...
政治経済

リーマンショック後の量的緩和と通貨希薄化

序論 – リーマンショックと未曾有の金融緩和2007〜2009年の世界金融危機は、リーマンブラザーズの破綻を契機に信用収縮が連鎖して「Great Recession」と呼ばれる不況に発展しました。米国では住宅市場の崩壊と金融機関の破綻が相互...
政治経済

新自由主義とマネタリズムの逆説:米国金融緩和の歴史的展開

新自由主義やマネタリズムは、1970年代半ばまで支配的だったケインズ主義を批判する形で登場した。ケインズ派は有効需要が不足すれば失業が生じると考え、財政政策や積極的な金融緩和で需要を支えるべきだと主張した。これに対しシカゴ学派を中心とするマ...