ニクソン・ショック(1971年8月15日)
概要: 1971年8月15日、リチャード・ニクソン大統領は米ドルと金の兌換を停止する経済政策を発表し、戦後のブレトンウッズ体制が終焉しました。この出来事が「ニクソン・ショック」と呼ばれます。
市場の動き:
- S&P500: 1970年後半には反発の兆しがあり、ニクソン・ショック直前まで緩やかな上昇が続きました。ショック直後は一時的に下落しましたが、その後は上昇に転じ、1972年には再び高値を更新しました。
- 金価格: 金とドルの兌換停止が決まると安全資産としての需要が急増し、金価格は急上昇しました。1972年夏には1オンス約67ドルまで上昇し、金本位制の終焉が価格に大きな影響を与えたことがわかります。
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ドットコムバブル崩壊(2000年3月10日)
概要: IT関連株への期待から米国株式市場は急騰しましたが、2000年3月10日にナスダック総合指数がピークを打ち、ハイテク株中心に急落しました。
市場の動き:
- S&P500: 1999年初頭から急速に上昇し、2000年春にピークを迎えました。その後はバブル崩壊により急落し、2001年後半には1100ポイント付近まで下落しました。
- 金価格: バブル期には株式への資金流入により低迷し、1999〜2000年は260〜280ドル台で推移しました。崩壊後は不透明感が高まり、2001年末にはやや反発しました。
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リーマンショック(2008年9月15日)
概要: サブプライムローン問題が深刻化する中で、2008年9月15日にリーマン・ブラザーズが破産申請を行い、世界的な金融危機が表面化しました。
市場の動き:
- S&P500: 2007年後半まで堅調でしたが、リーマン破綻の前後で急落し、2009年3月には700ポイント台まで下落しました。その後、各国政府や中央銀行による大規模な支援策を受けて回復しました。
- 金価格: 安全資産としての需要から2007年後半から上昇傾向にありました。リーマン破綻直後は一時的に下げたものの、その後は再び上昇し、2009年には約1000ドルに達しました。
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コロナショック(2020年2月20日)
概要: 新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年2月20日頃から世界の株式市場が急落しました。
市場の動き:
- S&P500: 2019年は好調でしたが、2020年2月から3月にかけて急落し、2600ポイント台まで下落しました。各国の大規模な財政・金融政策により2020年後半から急回復し、2021年初には高値を更新しました。
- 金価格: パンデミック前は1300ドル台でしたが、世界的不安から安全資産として買われ、2020年8月には約1969ドルと史上最高水準に達しました。その後は若干調整したものの高水準を維持しました。
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ウクライナ侵攻(2022年2月24日)
概要: 2022年2月24日、ロシアがウクライナに大規模侵攻を開始したと報じられ、国際金融市場に緊張が走りました。
市場の動き:
- S&P500: 2021年は好調でしたが、インフレや金融引き締め懸念で2022年初めに下落し、侵攻を受けてさらに売りが強まりました。2022年10月には3700ポイント台まで下落しましたが、その後2023年初には4000ポイント台に回復しました。
- 金価格: インフレや地政学的リスクへのヘッジとしての需要から2022年3月に急伸し、約1948ドルに達しました。その後は上下動しながらも高値圏を維持し、2023年初でも1800ドル台後半を維持しました。
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これで、各ショックとその前後1年間の株価指数および金価格の動きをひとつの回答としてまとめました。

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