目下、米国の10月のCPIは3.2%であり、FRBに追加利上げの意志はない。それを受け、金が上昇している。そこで、金に投資すべきか、SP500に投資すべきか、考えたい。答えはSP500である。
確かに、金価格は2011年以降停滞しており休養十分なため、コロナ禍での量的緩和を踏まえると上昇の余地は十分にある。
しかし、米国経済はAIの普及により生産性が高まり、今後も堅調なため、インフレ抑制のために現状の短期金利5.5%を継続しても、企業業績は順調で株価も上昇する。また、高利率が維持されるなら、金利の付かない金よりもドル預金の方が確実に利益が得られる。つまり、米国株の上昇、ドル預金の高金利の二つの選択肢が、金投資への足かせとなる。
よって、金投資よりも米国インデックス又は全世界株式への投資に偏重したい。
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