以下の表では、各国・地域の中央銀行が保有する金の量を多い順に並べ、2024年の外貨準備総額に対する金の比率(2025年1月末の金価格2,740米ドル/トロイオンスと世界金評議会の換算係数1トン=32,150.7466トロイオンスを用いて算出)を示しました。外貨準備残高はCIAワールド・ファクトブック(2024年推計)から引用しています。金価格や外貨準備の変動により割合は変化するため、目安としてご覧ください。
| 順位 | 国・中央銀行 | 金保有量 (トン) | 外貨準備残高 (10億ドル) | 外貨準備に占める金の割合 (%) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | アメリカ合衆国 | 8 133 | 910 | 約78.9 |
| 2 | ドイツ | 3 350 | 378 | 約78.2 |
| 3 | イタリア | 2 452 | 291 | 約74.5 |
| 4 | フランス | 2 437 | 283 | 約76.0 |
| 5 | ロシア | 2 330 | 597 | 約34.4 |
| 6 | 中国 | 2 304 | 3 456 | 約5.9 |
| 7 | スイス | 1 040 | 909 | 約10.1 |
| 8 | インド | 880 | 643 | 約12.1 |
| 9 | 日本 | 846 | 1 231 | 約6.1 |
| 10 | トルコ | 641 | 155 | 約36.5 |
| 11 | オランダ | 612 | 79 | 約68.2 |
| 12 | ポーランド | 515 | 223 | 約20.4 |
| 13 | ポルトガル | 383 | 42 | 約79.6 |
| 14 | ウズベキスタン | 361 | 41 | 約77.2 |
| 15 | カザフスタン | 324 | 45 | 約62.4 |
| 16 | サウジアラビア | 323 | 464 | 約6.1 |
| 17 | イギリス | 310 | 175 | 約15.7 |
| 18 | レバノン | 287 | 33 | 約76.0 |
| 19 | スペイン | 282 | 108 | 約23.1 |
| 20 | オーストリア | 280 | 35 | 約69.8 |
| 21 | タイ | 235 | 237 | 約8.8 |
| 22 | ベルギー | 227 | 41 | 約48.3 |
算出方法のポイント
- 保有量:金保有量はトレーディング・エコノミクスの「Gold Reserves – Countries」データ(2025年9月時点)を利用しました。例えば米国は8 133トン、ドイツは3 350トンと記載されています。
- 換算係数:世界金評議会の金価格モニタリングページによると、重量単位の換算は1トン=32 150.7466トロイオンスです。
- 金価格:金価格は2025年1月末のロンドン金価格である2 740米ドル/トロイオンスを引用しました。
- 外貨準備:各国の外貨準備総額はCIAワールド・ファクトブックの「Reserves of foreign exchange and gold」2024年推計値を使用しています。
要約
2025年時点の金価格高騰により、金の価値は大きく膨らんでいます。その結果、金保有量が多い国では外貨準備に占める金の比率が高く、米国やドイツでは約8割が金で占められている計算となりました。イタリアとフランスも70%台と高い一方、中国や日本の割合は一桁台に留まっています。中東や新興国ではトルコが約36%、ウズベキスタンやレバノンが70%台と高く、金を外貨準備の中核に位置付けていることがうかがえます。

コメント