投資

金鉱株は本当に割安なのか?GDX/GDXJの上昇と50億ドル流出を読み解く

金鉱株ETFであるGDXやGDXJは、2025年に入ってから金価格の急騰を背景に年初来で100%以上上昇しました。これは、各国の中央銀行による歴史的な金買い(年間1000トン超)、ドル離れの進展、地政学リスクの高まりなどを受けて金が「安全資...
投資

ビットコイン失速、金鉱株加速

2025年は金価格が史上最高値を更新し、金鉱株指数(GDX、GDXJ)が年初来で2倍以上の上昇を示す一方、ビットコインは10月の米中関税問題をきっかけに約1万9000億ドルの強制決済を招き、記録的な急落に見舞われました。これによって、投資家...
政治経済

金比率1割未満の日本:外貨準備とインフレ脆弱性

テーゼ:金準備が少ないほどインフレに弱いという主張日本の金保有比率は1割未満財務省の外貨準備統計によると、2025年時点で日本の総外貨準備は約1兆3,242億ドル、そのうち金は約932億ドルで全体の1割に満たない。民間資料では、約799トン...
投資

市場機能の空洞化:パッシブマネーがもたらす新たなバリュエーションの時代

1. 正(テーゼ)—価格発見機能の低下とマルチプル拡大パッシブ運用の急増:S&P500やオルカンなどの指数連動型投資が急拡大し、個人投資家だけでなく機関投資家もパッシブに資金を流入させるようになりました。指数に含まれる銘柄は、業績や割高・割...
投資

市場の物差しとしてのマルチプル

マルチプルとは何か – 基本的な概念定義 – ファイナンス用語で「マルチプル」とは、企業価値や株式価値に対して売上や利益、純資産などを基準にした**倍率(比率)**を指す。例えば企業価値が100億円、EBITDA(利払前・税引前・償却前利益...
投資

神話か泡か:S&P500とAI革命が切り開く新たな金融秩序

1. 正(テーゼ):指数集中とインデックス投資バブルの進行企業の集中度の高まり – S&P500の時価総額上位はNVIDIAやマイクロソフトなどの巨大テック企業(Mag7)に偏っており、米国株式市場の成長が実体経済から乖離している。指数のリ...
投資

負債圧力と資本政策の交差点:MSTRが2年分の配当原資を積む意味

〈序論〉2025年12月に米上場企業ストラテジー(MSTR)は、ドル建て配当金と社債利息の支払資金として14.4億ドル(約1.8年分相当)のドル準備金を新たに確保した。そのためにATM(アット・ザ・マーケット)を活用し、mNAVが1を上回る...
政治経済

リフレ派とは何か

リフレ派とは、長期的なデフレ不況から脱却するために、金融緩和や財政出動を組み合わせて物価水準を緩やかに引き上げようとする「リフレ政策」の推進を主張する経済学者やエコノミストの総称である。日本でこの呼称が広く使われるようになったのは、デフレが...
生活

浅間温泉と伊東温泉:内陸の静寂と海辺の開放

松本市と伊東市の背景と違い地理・気候松本市は長野県のほぼ中央に位置し、3000m級の山々に囲まれた松本盆地に広がる内陸都市である。典型的な内陸性・中央高地式気候で、湿度が低く晴天が多い反面、冬は放射冷却により非常に寒くなる。伊東市は静岡県伊...
政治経済

金利・円安と日本財政

テーゼ(主張)―「金利上昇も円安も日本財政には影響なし」純債務で見れば利払い増と資産利子収入が相殺されるという主張。 永濱利廣氏は、企業の財務を判断する際に資産と負債を差し引いた純債務を用いるように、政府も保有する金融資産を考慮した純債務で...