政治経済

財政ファイナンスと超過準備付利:異次元緩和後の金利支配構造

問題意識量的・質的金融緩和や「異次元緩和」により大量の日本銀行当座預金残高(準備預金)を生んだ結果、日銀は従来のように資金供給量の増減で短期金利を操作できなくなり、超過準備に付ける金利だけで無担保コールレートを誘導している――という批判であ...
税務会計

確定申告書と税務書類の保存期間完全ガイド

基本的な考え方保存期間の起算日個人事業者の帳簿や書類は、その年分の確定申告書の提出期限の翌日から保存期間を数えます。例えば 2024 年分の確定申告は 2025 年3月15日が期限なので、翌日の 3 月16日を起算日とします。法人の場合も決...
投資

公共心か戦略か:レイ・ダリオの情報公開

問題提起世界最大級のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者であるレイ・ダリオ氏は、個人の経験から作り上げた投資哲学や経済観を、書籍・動画・SNSを通じて広く発信し続けています。社内向けにまとめた投資・経営原則を一般向けに公...
政治経済

ドル円は動かないのか:債務膨張と通貨価値の攻防

米国がインフレで政府債務を圧縮できるか – テーゼ掲示された図では米国公的債務が2024年の約39兆ドルから2036年には64兆ドルへ急増すると示されていました。そのため「インフレで実質債務を削減するしかない」という論が出てきます。実際、セ...
政治経済

リフレ派はもう役割を終えたのか:金融正常化と成長戦略の交差点

問題の所在2026年2月、ロイターは内閣官房参与を務めた経済学者・本田悦朗氏へのインタビューを伝えました。そこでは、日本経済は安倍政権時代のデフレ局面をすでに脱却しており、日銀の新たな審議委員に強力な金融緩和を主張するリフレ派を起用する必要...
投資

ディベースメント時代の金投資

正:金への強気論中央銀行と投資家の買い需要金は価値の保存手段として長年認識されてきた。最近ではインフレや財政持続性への懸念から、中央銀行と民間投資家が競い合うように金を買い増している。政策金利の引き下げにより金の保有コストが低下し、実質利回...
政治経済

米国債務危機は本当に迫っているのか:ダリオとMMT

問題設定2025年10月、投資家レイ・ダリオは米国の債務問題について「真剣な対策が講じられるのは遅すぎるだろう。2026年は中間選挙の年で政治家は歳出削減や増税といった痛みを伴う措置を取ろうとしない。超党派委員会がその後に組織されたとしても...
政治経済

賃金なきインフレは少子化を加速させるのか

序論1990年代以降、日本の少子化は顕著となり、総人口の減少と高齢化が進んでいます。2024年の年間出生数は68万6,000人、合計特殊出生率は1.15と過去最低を記録し、2025年も70万件を割り込むと予測されています。背景には、長期にわ...
税務会計

必要経費の三要件:直接性・客観性・区分可能性をめぐる裁決の論理

主題の概要この裁決では、不妊治療専門クリニックを経営する審査請求人が、所得税の計算において開業費の償却費、接待交際費および旅費交通費を必要経費として認めるよう求めました。一方で税務署(原処分庁)はその大部分を認めず、過少申告加算税を賦課しま...
投資

米国市場でバングラデシュに投資する方法――ETFの現状と限界

背景米国市場にはバングラデシュの株式市場だけを対象にした純粋な「バングラデシュ株式ETF」は存在しません。欧州で唯一上場していた Xtrackers MSCI Bangladesh Swap UCITS ETF (XBAN) は需要不足によ...