投資

金銀高・原油安が同時に起きたとき、鉱山株は最も危険な上昇を始める

命題:鉱山株が急騰する理由エネルギーコストの重要性鉱山業では燃料と電力が総運転費用の15〜40%を占め、移動機械が使用するディーゼルだけで燃料消費の約70%を占めます。燃料費の低下は直接的に採掘コストを押し下げます。ディーゼル価格の低迷米エ...
政治経済

金価格高騰が映す南アフリカ経済の希望と限界

序論2025年末の南アフリカ経済を巡っては、政府や国際機関が成長見通しを相次いで引き上げ、主要格付け会社S&Pは約20年ぶりに同国の外貨建て長期信用格付けを引き上げた。一方で金価格が4000ドル超まで急騰したことで、ヨハネスブルグに上場する...
政治経済

支出拡大しか残されていない日本

前提:政策パッケージと現状高市早苗首相の政府は約21.3兆円規模の景気刺激策を用意しており、エネルギー補助金や家計への現金給付など物価高対策に重点が置かれている。財源確保のため、国会で1.8兆ドル(約1180億ドル)規模の補正予算が採択され...
政治経済

予想外のCPI鈍化は転換点か

テーゼ:インフレ鈍化と利下げ期待米労働省労働統計局(BLS)が公表した11月の総合CPIは前年同月比2.7%上昇で、市場予想3.1%を大きく下回り、コアCPIも2.6%と予想より低かった。内訳では、食品・中古車・サービス・住居費など幅広い項...
政治経済

賃金は消え、資本は残る:労働者の実績が蓄積されない構造

問題設定一般的な職業世界では、「実績」といえば管理職経験や専門技術など個人の技能・経歴を指します。しかし資本主義的な生産関係では、労働者が作り出す製品・サービスは資本家の所有物であり、労働者自身には賃金という形でしか成果が還元されません。賃...
投資

バブルは間違いなく存在するが、すぐには終わらない

テーゼ(命題)「米国株はバブルであり、崩壊が近い」という見方米国株は過度に高い評価を受けており、多くの投資家や評論家がバブルであると感じている。ポール・チューダー・ジョーンズ氏は、現在の米国株をドットコム・バブル崩壊の前年である1999年に...
健康

三か月で別人になるのか:人体更新説を読み解く

はじめに健康や美容関連の話題でしばしば耳にする「人体の物質は3か月で入れ替わる」という説は、分子生物学者の福岡伸一氏が提唱した「動的平衡」という概念に由来する。この概念では、生命体は常に外部から栄養を取り入れ、古い分子を排出しているため、数...
投資

年末の損切りは上昇への序章か――タックスロスセリングとクリスマスラリー

タックスロスセリングとは何かタックスロスセリング(またはタックスロスハーベスティング)は、保有株や投資信託などの価格が購入時より下がったときに売却し、損失を確定する行為です。この損失は同じ年に得たキャピタル・ゲインの税負担を相殺するために利...
投資

グロースの終焉か進化か:米国株10年展望

序論2025年末、運用大手バンガードは今後10年にわたる米国株の見通しを公表し、名目年率リターンが3.5~5.5%と長期平均である約10%を大きく下回るという予測を示しました。このレポートではグロース株のリターンが2.3~4.3%に過ぎず、...
政治経済

失業率上昇は警鐘か錯覚か

はじめに2025年12月16日に発表された米国11月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比6.4万人増と市場予想(5万人増)を上回り、10月の▲10.5万人から反発しました。しかし失業率は4.6%と9月の4.4%から上昇し、統計が開始され...