ニクソン・ショック直後(1971年8月頃)から2026年3月19日までを約54.6年の期間としてCAGR(年率複利)を計算すると以下のようになります。計算には前回のレポートで使用した初値・終値を用い、複利成長率を
$\text{CAGR}=\left(\frac{\text{終値}}{\text{初値}}\right)^{\tfrac{1}{\text{期間(年)}}}-1$
で求めました。
| 資産・指数 | 初値(1971年) | 終値(2026-03‑19) | 期間 | 年率複利(CAGR) | 主な出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| S&P 500価格指数(配当再投資なし) | 1971年8月1日の指数は約97.24 | 2026年3月19日の終値は6 606.49 | 約54.6年 | 約8.0 %/年 | S&P 500価格表とFRED |
| S&P 500総収益(配当再投資あり) | 1971年初に100ドル投資し、1971年8月には108.55ドル | 配当再投資を続けると2026年末に約32 318.13ドル | 約54.6年 | 約11.0 %/年 | OfficialData.orgの総収益データ |
| 金(ゴールド) | 金価格は1971年7月に40.95ドル/オンスで、ニクソン・ショック後の1971年8月には42.73ドル/オンスへ上昇 | 2026年3月19日の価格は4 724.49ドル/オンス | 約54.6年 | 約9.0 %/年(1971年8月の42.73ドルを基準とした場合) | FRB「金価格:1970‑2025」とPriceGold.net |
解説
- S&P 500価格指数(配当無し)の複利は約8%/年で、純粋な値上がりだけでも長期的な資産成長が見込めます。
- 配当を再投資した総収益指数は約11%/年となり、配当再投資の効果が大きいことがわかります。
- 金価格は1970年代のインフレ期に急騰し、2026年までに約9%/年の複利成長となりました。株式ほどではないものの、長期的に見れば有効なインフレヘッジとなっています。
これらの年率は約54.6年という長期を平均したもので、途中の価格変動や再投資タイミングにより実際の収益は異なる場合があることをご留意ください。

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