政治経済

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米国の保護主義的関税政策と多極化の弁証法

はじめに米国は近年、「アメリカ第一」を掲げて保護主義的な関税政策を推し進めてきた。特に、中国からの輸入品に対する高関税や、同盟国にまで及んだ鉄鋼・アルミニウム製品への関税措置は、その象徴である。本稿では、この米国の関税政策を弁証法的視点から...
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米国に対する貿易黒字額が大きい国トップ10(最新年)

以下は、直近の統計に基づく米ドル建ての対米貿易黒字額が大きい上位10カ国です。順位国名貿易黒字額(億ドル)1中国2,9502メキシコ1,7203ベトナム1,2304アイルランド8705ドイツ8006日本7007台湾6708韓国6009カナダ...
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債務に苦しむ主要国の最新状況 (2024-2025)

世界的に債務水準は近年大きく膨らみ、多くの主要国(特にG7やG20諸国)で対GDP比の政府債務が過去最高水準に達しています。以下、債務残高が著しく高く経済・財政へ影響を及ぼしている国々について、2024~2025年時点の状況を国ごとにまとめ...
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主要国の外貨準備における暗号資産の保有状況

はじめに各国の外貨準備(外国通貨や金などの準備資産)は、国の金融・経済の安定を支える重要な要素です。近年、ビットコインをはじめとする**暗号資産(仮想通貨)**が新たな資産クラスとして注目されていますが、政府・中央銀行がそれらを外貨準備の一...
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ドルは今後10年も基軸通貨の地位を失わない

米ドルは世界の基軸通貨(国際的な決済や価値保存の中心となる通貨)として長らく君臨してきた。しかし近年、ドルの地位が揺らぎつつあるのではないかという議論も聞かれる。特に、急激なドル安・ドル売りが生じれば米ドル覇権が崩壊しかねないとの懸念が一部...
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オランダとイギリスが基軸通貨を失った経緯

オランダとイギリスが基軸通貨を失った経緯をそれぞれ簡潔に説明します。① オランダ(17~18世紀:オランダ・ギルダー)台頭理由世界最初の株式市場や東インド会社の成功を背景に、金融・貿易の中心となり、ギルダーが基軸通貨として広く使われた。衰退...
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『NEXUS(ネクサス)情報の人類史』概要

概要・構成・主要テーマユヴァル・ノア・ハラリの6年ぶりの新著『NEXUS 情報の人類史』は、「石器時代からAI時代にいたるまでの『情報』の人類史」を描いた大作です。人類が自らを「ホモ・サピエンス(賢い人)」と名付けながら、なぜこれほど自滅的...
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レイ・ダリオ『Principles for Dealing with the Changing World Order』概要

レイ・ダリオの著書『Principles for Dealing with the Changing World Order: Why Nations Succeed and Fail』は、歴史に繰り返される帝国(覇権国家)の興隆と衰退のパ...
投資

一連の関税騒動は、ドルの信認を失っただけ

トランプ政権による足元の全方位的関税政策は、最終的には選択的保護主義に帰結する。つまり、AI、軍事、医療など、覇権国としての命運を握る戦略産業においては保護主義を強化し、それ以外の産業については関税を低く維持せざるを得ない。確かに、半導体や...
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『変わりゆく世界秩序』要約(レイ・ダリオ)

1. 歴史は繰り返す人類史における大国の興亡には一定の「サイクル」が存在する。繁栄と衰退は偶然ではなく、金融・軍事・教育・競争力などの要素が複雑に絡み合って秩序の変化を生む。2. 覇権国家のライフサイクル覇権国家は以下の順序で台頭・衰退して...