足元でS&P500が下落している。昨年より市場を牽引してきた大型テック株を中心に値を下げている。現状において敢行すべきは、S&P500や全世界株式のインデックスの積立投資継続である。
確かに、市場心理は悲観的であり、この調整がいつまで続くのか予断を許さない。しかし、株価の本質は、企業が将来稼ぐ現金の期待値である。GAFAMのような世界規模で展開するプラットフォーマーを擁する米国株式市場への信頼は揺るがない。AIの普及を牽引するのも米国企業であろう。
また、政治面でも米国は自由主義の盟主である。米国経済が不調になれば、G7を代表する自由主義陣営の協力が得られる。歴史的にも、プラザ合意によるドル安誘導等が挙げられる。米国の世界一の軍事国家としての地位を支えるのは紛れもなく経済力である。国際秩序を守るためにも米国経済のためなら、自由主義陣営は惜しみなく協力するのである。
他方、近年米国市場への投資に偏重したきらいがあり、トランプ政権のドル安志向から為替ヘッジの観点からも、全世界株式のインデックス投資に妙味がある。当投資信託の約6割は米国企業なため、上述した米国市場の恩恵も得られる。
したがって、悲観的な市場心理を横目に、インデックス投資を堅実に進めるべきである。下落局面で買い増せれば割安で仕入れることができる。中長期的には絶好の買場と言えるだろう。
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