家族優先主義

処世術

確かに、世の大半の人々は労働者である。労働者とは、時間を経営者に提供する対価として報酬を受ける立場である。そのため、極力搾取しようと違法な長時間労働や残業代未払が常態化している会社も少なくない。そのような境遇にあっては、家族との時間を捻出するのは難しいだろう。

しかし、家族こそ生き甲斐である。家の掃除が行き届いている、栄養満点の食事、良好な家族関係があればこそ、仕事に精を出すことができる。とりわけ子供は未来そのものであるため、家庭が明るくなり心構えが前向きになる。

もちろん、家事や子育てには時間や労力を要するため、労働者でありながら積極的に関与することは時間的にも物理的にも難しい。しかし、事業主になることで解消する。経営者は時間給では無いからだ。科学技術の民主化により、個人でもインターネットを利用することで店舗を持たず世界中で商売ができる。日本に居ながら米国で商売することもできる。税務会計でわからないことがあれば会計事務所に外注すれば良い。つまり、本人の心がけ次第でマイクロ法人を含む個人事業を展開することは絵空事ではない。

したがって、家族を最優先にすべきである。生き甲斐だからだ。恋人も性欲の捌け口ではなく、人生を共に支え合う仲間という観点で選ぶべきである。遠く離れてこそ、互いに仕事をしていて時間を共有できなくとも、想う気持ちがあれば心に火を灯してくれる存在が人生を豊かにし、張り合いあるものにしてくれる。家族こそ人生における最大の贈り物なのである。

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