『信長の野望・新生』PC版の推奨スペックおよび動作環境

最低動作環境(公式発表)

OS: Windows 8.1/10/11 (64ビット)
CPU: Intel Core i3-3220 以上 ※Windows 11では Intel Core i3-8350K 以上
メモリ: 4 GB 以上
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 660(VRAM 2GB) / AMD Radeon R7 370(VRAM 2GB)以上
ディスプレイ: 解像度 1280×720 ピクセル以上
ストレージ: 空き容量 10 GB 以上

※上記はゲームを起動・プレイするための最低限の仕様であり、このレベルのPCでは動作はするものの快適とは言えません。実際、統合グラフィックス(オンボードGPU)しか搭載していないPCはこの最低要件を満たさない場合が多く、公式にも「オンボードグラフィックは動作保証対象外」とされています。例えば、ノートPC搭載の AMD Ryzen 5 3500U (Radeon Vega 8 グラフィックス) ではGPU性能が GTX 660 を大きく下回り、スムーズなプレイは難しいとの報告があります。そのため、最低環境を満たすには必ず専用のグラフィックボードを備えたPCが必要です。

推奨動作環境(公式発表)

OS: Windows 10/11 (64ビット)
CPU: Intel Core i7-3770 以上 ※Windows 11では Intel Core i3-8350K 以上
メモリ: 8 GB 以上
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1060(VRAM 6GB) / AMD Radeon RX 580(VRAM 8GB)以上
ディスプレイ: 解像度 1920×1080 ピクセル以上
ストレージ: 空き容量 10 GB 以上(※最低環境と同じ)

※公式の推奨環境はフルHD解像度・中程度の画質設定で概ね60fpsが出る目安とされています。ただし、推奨に挙げられているCPUやGPUは発売から年数が経った旧世代のモデルであり、現行のPCで快適にプレイするには更に余裕のあるスペックが望ましいです。また、メモリ8GBというのもゲームと他作業を並行するには不足する場合がある容量です。実際、本作はシミュレーションゲームの性質上、攻略情報の閲覧などでブラウザを併用することが多く、その場合8GBではメモリ不足によるクラッシュが起こり得ると指摘されています。快適なプレイのためにはメモリ16GB以上を搭載することが推奨されます。

快適にプレイするためのPCスペック

フルHD高画質での快適プレイ

公式推奨スペックのPC (例: Core i7-3770 + GTX 1060) でも中~高設定でのプレイは可能ですが、最高画質設定で快適に遊ぶにはもう少し高性能なPCが理想です。目安としては6コア以上の近代的なCPU(例: Core i5 / Ryzen 5 クラス)に16GBメモリ、そしてGeForce GTX 1660 SUPER や RTX 3050 以上のGPUを搭載したエントリー~ミドルクラスのゲーミングPCなら、高画質設定+60fpsでサクサク動作します。実際、本作は最新のアクションゲーム等と比べると比較的軽量な部類であり、要求スペックに対して性能に余裕のあるGPUであればフルHDで常時60fps以上の安定動作が可能です。例えば第10世代Core i5 + GTX 1660 SUPER搭載PCでも高設定で快適に動作すると考えられますし、第11世代Core i5-11400 と RTX 4060 クラスの構成ならフルHD最高設定でも余裕を持ってプレイできます。現在発売されているゲーミングPCであれば、ミドルスペック帯以上ならいずれも公式推奨を上回る性能を備えているため、高画質で快適に楽しめるでしょう。

4K解像度でのプレイ

『信長の野望・新生』はPC版のみ4K解像度に対応しています。4Kの超高解像度で臨場感あふれるプレイをするには、それ相応に高性能なPCが必要です。目安としてWQHD (2560×1440) 以上の解像度で遊ぶ場合、GPUはGeForce RTX 3060クラス以上が推奨されます。特に4K (3840×2160) まで画質設定を上げるなら、少なくとも RTX 3060 級の性能がないと平均60fpsの維持は難しく、RTX 3070以上のGPUであれば安定して60fps張り付きが狙えるとされています。実際、第12世代Core i7 + RTX 3070 の構成では4K解像度・高設定でも60fpsを安定維持できるとの検証結果もあります。CPUに関しては本作の場合ボトルネックになりにくく、6コア程度のCore i5でも4K動作は可能です。計測例ではCore i7-8700(6コア12スレッド)環境で4Kプレイ時のCPU使用率が30%前後に留まった報告もあり、GPUさえ十分ならCPU負荷はそれほど高くありません。メモリも8GBで足りるケースが多いようですが、他アプリ併用や将来的な余裕を考えると16GB搭載が安心です。ストレージはゲーム本体のみなら約10GBですが、DLC(パワーアップキット)適用時は約25GB程度必要になるので注意してください。

まとめ

『信長の野望・新生』PC版の動作環境は、最低でもCore i3クラスのCPUと2GB VRAM搭載のGPU(GTX 660 相当)、4GBメモリが必要で、快適に遊ぶにはCore i7(第3世代相当)と6GB VRAMのGPU(GTX 1060相当)、8GBメモリが公式推奨とされています。とはいえ、実際にはより新しいミドルクラスのゲーミングPCを用意することで、高画質・高解像度でもストレスなくプレイ可能です。特にフルHD環境であれば現行のエントリー~ミドルスペックGPUで十分快適に動作し、4K環境で最高設定を目指すならRTX 30~40番台の上位GPUと十分なメモリを備えたハイエンドPCが望ましいでしょう。ゲーム自体の負荷は比較的軽めなので、推奨スペックを指標に余裕を持ったPC環境を用意すれば、美麗な戦国絵巻を快適に楽しむことができます。

『富士通 FMV LIFEBOOK WN1/H1』の主な仕様は以下の通りです。

  • CPU: Intel Core i7(具体的には第11世代のCore i7-1165G7など)
  • メモリ: 16GB
  • ストレージ: SSD 512GB + HDD 1TB
  • GPU: CPU内蔵のIntel Iris Xe Graphics(専用GPU非搭載)
  • OS: Windows 11
  • ディスプレイ: 17.3型フルHD(1920×1080)

このPCで『信長の野望・新生』を快適にプレイできるか?

結論から述べると、このPCでのプレイは「最低設定~中設定」であれば動作するが、『快適なプレイ』にはやや性能不足 という評価です。

その理由を以下に詳しく説明します。

性能面の評価ポイント

項目判定備考
CPU第11世代Core i7(1165G7など)は推奨スペック以上で十分な性能を有する
メモリ16GBあり、ゲームと他作業を並行しても十分な余裕
ストレージSSD 512GB搭載で、ゲームの起動や読み込み速度に問題なし
GPU(グラフィック性能)内蔵GPU(Iris Xe)は推奨の専用GPU(GTX1060)に比べ性能が劣る
ディスプレイフルHDで画質的には問題なし

GPU(グラフィック性能)の問題点について(最重要ポイント)

『信長の野望・新生』では、公式が推奨するGPUは以下です。

  • 推奨GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060(VRAM 6GB)以上(専用GPU)

これに対し、Iris Xe Graphicsは内蔵GPUの中では比較的高性能ですが、GeForce GTX 1060などの専用グラフィックボードに比べると大きく劣ります。

具体的には、

  • GTX 1060を100%とした場合、Iris Xe Graphicsの性能はおよそ30~40%程度にとどまります。
  • 本作はリアルタイムで地図描画、戦略演算、合戦時のグラフィック処理などが必要なため、GPU性能が重要な要素です。

このため、このノートPCでは高画質設定や大規模な合戦シーンでのプレイにおいて、フレームレートが低下し、快適とは言いがたい可能性が高いです。


実際のプレイ体験予想(設定ごとの快適度)

設定予想される快適度推定FPS目安
最低設定 (1280×720程度)○ 快適約50~60fps
中設定(フルHD:1920×1080)△ ギリギリ許容範囲約25~40fps(合戦時は低下)
高設定以上(フルHD)× 不快(動作が重い)20fps以下になる可能性あり

※fps(フレームレート)が40fps以上あれば概ねスムーズですが、20fpsを下回ると動作がカクつきます。


結論と推奨

  • 本格的に高画質設定で快適に遊ぶことを目的にするなら、別途専用GPU(GTX 1660 SUPER、RTX 3050以上)搭載のゲーミングPCを検討したほうがよいでしょう。
  • 一方、『信長の野望・新生』を画質や滑らかさにはあまりこだわらず、単純にゲームを楽しみたいという用途であれば、この『FMV LIFEBOOK WN1/H1』でも最低設定~中設定で遊ぶことは可能です。ただし、その場合、ゲームの設定を低めに抑えることが推奨されます。

要約

『富士通 FMV LIFEBOOK WN1/H1』はCPU、メモリ、ストレージ性能が十分高いが、GPUが内蔵型(Iris Xe)であり、専用GPUを推奨する『信長の野望・新生』を高画質で快適にプレイするには性能不足。低~中設定であれば遊べるが、快適な高設定プレイを目指すなら専用GPU搭載のゲーミングPCが望ましい。

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