とん税とは?――船の「トン」で読み解く重さと容積の違い

税務会計

とん税とは、外国貿易船が日本の開港に入港した際に、船の「純トン数」に応じて課される国税です。ここでいうトンは、重さではなく、船の容積などを基に算定する大きさを表します。

「トン」は、測る対象によって意味が異なります。

種類意味
重量のトン(t)質量の単位。1トン=1,000kg
総トン数船全体の閉囲された空間の容積を基に算定した大きさ
純トン数主に貨物・旅客の運送に使う空間の容積などを基に算定した大きさ
載貨重量トン数貨物・燃料・水など、船が積めるものの合計重量
排水トン数船が押しのける水の重量で、浮いている船自身の総重量に等しい

つまり、「貨物1万トン」は重さですが、「純トン数1万トンの船」は重さを意味しません。 総トン数・純トン数は所定の計算式で算定するため、現在の国際的な方式では、単純に「1トン=何立方メートル」と換算することもできません。

とん税と特別とん税の基本税率は、次のとおりです。www.city.hakodate.hokkaido.jp

納付方法とん税特別とん税合計
入港ごと1純トンにつき16円20円36円
同じ開港で1年分を一括納付1純トンにつき48円60円108円

例えば、純トン数1万トンの船では、両税の合計は入港ごとなら36万円、1年分の一括納付なら108万円です。基本税率では、同じ港への入港が年3回なら同額、年4回以上なら一括納付が有利になります。一定の船には軽減措置もあります。www.city.hakodate.hokkaido.jp

したがって、とん税を理解するポイントは、実際に積んだ貨物の重さや価格ではなく、船の運送用空間などから算定した「純トン数」が課税の基準になることです。

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