金はどこから来て、どこへ行く?―2025年の生産・リサイクル・用途を円グラフで解説

コモディティ

2025年の世界の金は、総供給量・総需要量ともに5,002.3トンでした。 生産・リサイクルの内訳と、用途別の需要を、それぞれ円グラフで示します。割合は重量ベースです。www.gold.org

① 金の生産・リサイクル供給

2025年 世界の金生産・リサイクルの割合

鉱山生産とリサイクルの合計5,075.9トンを100%として表示。

Chart

■ リサイクル:27.7%

■ 鉱山生産:72.3%

CategoryTonnes
鉱山生産:72.3%3671.6
リサイクル:27.7%1404.3

出典:World Gold Council/Metals Focus。ヘッジ調整▲73.6トンを差し引いた総供給量は5,002.3トン。

供給の内訳量円グラフの割合
鉱山生産3,671.6トン72.3%
リサイクル1,404.3トン27.7%
調整前合計5,075.9トン100%
生産者のネットヘッジ調整▲73.6トン—
総供給量5,002.3トン—

円グラフは、マイナスとなるヘッジ調整を除いています。新規採掘が約7割、リサイクルが約3割です。リサイクルは既存の金の再流通であり、地上に存在する金の総量を増やすものではありません。www.gold.org

② 金の用途別需要

2025年 世界の金需要の用途別割合

総需要5,002.3トンを100%として表示。

Chart

■ 中央銀行など:17.3%

■ 宝飾品:32.7%

■ 店頭取引・その他:0.06%

■ 技術・工業用途:6.5%

■ 投資:43.5%

CategoryTonnes
投資:43.5%2175.3
宝飾品:32.7%1638
中央銀行など:17.3%863.3
技術・工業用途:6.5%322.8
店頭取引・その他:0.06%2.9

出典:World Gold Council/Metals Focus、2026年1月公表。宝飾品は在庫増加を含む製造需要。

用途需要量割合主な内容
投資2,175.3トン43.5%金地金・金貨、金ETFなど
宝飾品1,638.0トン32.7%指輪・ネックレスなど。在庫増加を含む
中央銀行など863.3トン17.3%中央銀行・公的機関の純購入
技術・工業用途322.8トン6.5%電子部品、その他工業、歯科
店頭取引・その他2.9トン0.06%OTC取引などを含む統計上の項目
総需要量5,002.3トン100%

※割合は丸めています。「店頭取引・その他」は小さいため、円グラフではほぼ見えません。www.gold.org

**投資と中央銀行の需要を合わせると約60.7%**です。2025年は、金の装飾・工業利用に加え、資産保有や準備資産としての需要が大きな割合を占めました。「需要」には保有目的も含まれるため、すべての金が使用によって消費されるわけではありません。

出典はWGC・Metals Focusの2026年1月公表の2025年通年データです。数値は今後改定される可能性があります。

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