Ken Kurahashi

コモディティ

金鉱株は「金価格のレバレッジ商品」から「現金創出企業」へ転化したのか

結論この図が示す本質は、金鉱株の投資価値が単なる「金価格上昇への賭け」から、高い金価格によって巨額のフリーキャッシュフローを生み、負債を返済し、株主還元を拡大できる企業群へと変化しつつある点にある。しかし同時に、その驚異的な収益力は、金価格...
コモディティ

金価格の急騰は、金鉱株の黄金時代を意味するのか

――金価格と採掘コストの「利幅」をめぐる弁証法結論この図が示す本質は、金価格そのものの上昇ではなく、金価格の上昇速度が採掘コストの上昇速度を大幅に上回り、金鉱会社の採算余地が歴史的に拡大しているという点にある。2026年第1四半期の世界平均...
財政

中国の金準備積み増しと「清朝の銀流出」の歴史的教訓

結論中国による金準備の積み増しを、清朝がアヘン貿易による銀流出によって弱体化した歴史の教訓として捉える見方には、一定の説得力がある。ただし、史実を正確に表現するならば、清朝を苦しめたのは、銀流出による単純なインフレではなく、銀不足によって銀...
税務会計

相続税の税務調査は「配偶者控除の後」に狙われるのか

結論「配偶者の税額軽減を使うと税務調査に狙われる」という表現は、厳密には正しくない。税務署が選定するのは、特例を使った申告そのものではなく、本来は多額の相続財産があるのに、配偶者の税額軽減によって納税額が極端に少なくなっている申告のうち、預...
税務会計

消費税と物品税の差異

――「広く薄い公平」と「選択的な公平」の弁証法結論消費税と物品税は、いずれも消費行為に着目する間接税である。しかし、その公平観は正反対である。消費税:何を買ったかを原則として問わず、消費一般に広く負担を求める物品税:何を買ったかを重視し、奢...
歴史

米独立革命から南北対立へ

――保護関税と自由貿易をめぐる弁証法結論米独立戦争の時点で、北部が保護関税、南部が自由貿易を掲げて直接対立していたわけではない。独立戦争はむしろ、イギリスの重商主義的な貿易統制に対する植民地全体の反発として始まった。しかし独立後、北部では商...
投資

外貨建投資の社会的意義

――「資本流出」から「対外資産の形成」へ結論日本人による外貨建投資は、短期的には円売り・外貨買いを伴うため、円安を促し、国内投資資金を海外へ流出させるように見える。しかし、その本質は単なる「資本逃避」ではない。外貨建資産から得た元本・配当・...
歴史

銀山を持つ者は、なぜ天下を取りに動かなかったのか

――毛利輝元の「富」と「日和見」の弁証法結論毛利輝元が関ヶ原で決戦を避けたのは、単純に決断力がなかったからではない。毛利氏にとって石見銀山の富は、天下を奪うための資金であると同時に、失ってはならない巨大な既得権でもあった。しかも毛利家には、...
試験

東進「大学入試問題過去問データベース」に類するサービス比較

結論現時点では、東進を完全に上回る無料サービスはありません。ただし、目的別には次の組合せが最も合理的です。問題収集は東進、詳しい解説は旺文社、第一志望校の仕上げは赤本と使い分けるのがよいでしょう。主要サービス比較サービス料金収録範囲解説特徴...
財政

日本では「円高・デフレ」の時代の方が珍しい

――通貨膨張と国家形成の歴史を弁証法的に考える結論日本史を長期で見れば、持続的な「円高・デフレ」はむしろ例外的である。幕末から戦後までの大きな流れは、財政需要の膨張→ 貨幣・国債の増発→ 通貨価値の低下→ 物価上昇→ 新しい通貨制度による安...