オルカンの設定来リターン――配当再投資で年率約9%、100万円は約2,800万円に

インデックス

結論からいうと、オルカンの原型である「MSCI ACWI」に配当を再投資した場合、設定来の平均年利回りは、おおむね年率9%前後です。

計算の前提

  • 対象指数:MSCI ACWI
  • 起点:1987年12月31日
  • 終点:2026年8月末
  • 期間:約38年8か月
  • 通貨:米ドル
  • 配当:再投資
  • 計算方法:単純平均ではなく、複利ベースの年率換算(CAGR)
配当の扱い設定来の年率リターンの目安
配当なし・株価指数年率約6.5~7%
配当再投資・税引後年率約8.5~9%
配当再投資・税引前年率約9%前後

MSCI ACWIは先進国・新興国の大型・中型株を対象とし、世界の投資可能株式市場の約85%をカバーしています。MSCI公式

100万円を投資していた場合

仮に年率9%で約38年8か月運用すると、100万円×(1.09)38.7≈2,800万円100万円\times(1.09)^{38.7}\approx2,800万円

となります。

元本年率9%・約38年8か月後
100万円約2,800万円
500万円約1億4,000万円
1,000万円約2億8,000万円

ただし、これは米ドルベースの指数リターンです。日本の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の保有者が実際に得る円ベースの収益率は、ドル円などの為替変動、信託報酬、配当課税などによって異なります。

したがって、オルカンの長期運用を考える際は、

過去実績は年率約9%、将来予測は慎重に年率5~7%程度

と置くのが現実的です。年率9%をそのまま将来38年間の前提にすると、やや楽観的な資産計画になります。

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